2013年7月1日月曜日

嵯峨野の油掛地蔵


嵯峨野に油掛地蔵とよばれるお地蔵さんがあります。
ここもお気に入りの地蔵です。
右京区に住み始める以前から、数回訪れたことがあり、じつはこのお地蔵さんは、
太秦に住もうと決めたきっかけの一つでもあります。

由来はよくわかりませんが、昔からこの場所を通る油屋さんが
柄杓で油をかけていたそうです。
このへんは農地なので、もしかしたら
油をかけることが農業的な意味をもっていたのではないか、
とも思いますが、資料がなくて実証できていません。

お地蔵さんの横には、集会所があり、催し物のさいに、近隣の人が集まったり、
地蔵の向かいの休憩スペースには、中学生からお年寄りまで、いつもだれかがいます。

みんなから愛されている油掛地蔵は、その名の通りいつも油まみれでぎとぎとです。
地蔵はくろぐろとした油に覆われ、地蔵堂ぜんたいが、ラーメン屋のダクト
のように、黒く汚れた油だらけになっています。
地蔵にかけられる油は、近所の人が持ち寄る廃油らしく、近くにストックされています。
こんなに油まみれだと、火災が心配ですが、当然のことながら集会所の前の
目立つところに消火器が用意されていました。これでいつも油まみれでも安心です。

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