2013年6月23日日曜日

金戒光明寺のアフロ石仏

浄土寺に移り住んでから、自宅近所の真如堂や黒谷の相性で知られる金戒光明寺は、散歩道として、よく訪れていました。どちらも人気の観光地ですが、東山のメインストリートともいえる、鹿ヶ谷通(銀閣寺、哲学の道、南禅寺等)とは白川通を挟んで反対側の地域ということもあり、紅葉のシーズンでもそこそこ空いていて、のんびり散策するにはちょうどいい場所でした。
金戒光明寺や真如堂には、いくつもお地蔵さんや石仏が並んでいますが、私が特に気に入っていたのが、金戒光明寺のアフロ石仏、正しくは五刧思惟阿弥陀如来像です。階段上になった墓地の中にたっていて、少し離れたところからでも、大きな頭がよく見えます。五劫思惟阿弥陀如来は、なぜこのようなでかい頭なのかというと、長いこと髪を切ったり整えたりすることなく、思惟に没頭していたためだといいます。実際にち近くでみてみると、なにやらゆるキャラのようでもありますが、大きくてどっしりした頭と優しい表情は、見る人を落ち着かせます。

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